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コシヒカリという品種

コシヒカリの誕生秘話や生産地につきましては、Wikipediaなど、他のサイトをご覧下さい。
ここでは、コシヒカリの品種としての特性を述べます。

コシヒカリは日本人の味覚にマッチした、粘り加減と食味をもった、美味しい品種です。
でも、

(1).背が高く、倒れやすい。
(2).いもち病に弱い。
(3).収量も多くない。
(4).未熟米が出やすい。
など、農家にとってはやっかいな欠点を持つ品種です。

一般的な栽培は?

品種の持つ欠点をカバーするために、

(1)倒れないようにするために、稲を出来るだけ低く育て、倒れない内に刈り取ってしまいます。
(2)いもち病の広がりに敏感になり、指示通り農薬を使います。
(3)収量を上げるために密植します。

その結果は?

密植が風通しを悪くし、かえって病害虫が出やすくなり、さらに農薬を使わざるをえない悪循環に陥る。
背を低く育てるとコシヒカリのパワーが発揮できず、収量も思ったほど上がらない。
でも、化学肥料のパワーで収量が確保出来るようになった。
早く刈るため、より未熟米が出やすい。 その結果、美味しいはずのコシヒカリがそこそこになってしまった。

どうすればいい?

逆に、コシヒカリという品種本来のパワーを存分に発揮させたらどうでしょうか。
有機肥料により根を元気にし、背の高いコシヒカリを、茎を太くすることで、全体を倒れないように丈夫にするのです。

あらく植えて(粗植)、風通しを良くする事で、少しくらいのいもち病など気にしなくても良くなります。
稲がパワーを持てば、穂は大きくなって必然的に収量は上がります。

育て方による差をご覧下さい。

画像はクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
  有機肥料と粗植えで育てる 標準的一般栽培
刈り取り前の様子です。 完熟コシヒカリ、刈り取り3週間前。 一般コシヒカリ、刈り取り1週間前。
たわわに穂が実り、茎はたくましさが見えます 穂の着きも少なく、茎がひ弱に見えます。

穂の状態の比較です。

室内撮影のため色合いが悪くて申し訳ありません。

完熟コシヒカリ、穂がたわわです。 一般コシヒカリ、穂が軽そうです。
穂の重さで、まっすぐに垂れ下がっています。
今年の天候不順をものともせず、しっかりと実が入っています。
穂が軽いためほぼ放物線を描いています。
今年は雨が多い為か、籾の色がまだ青い(未熟米)のが目立ちます。

穂の直下の止め葉の長さを比較してみました。

一番太陽を受ける実入りに一番大事な葉です。

完熟コシヒカリ、長い止め葉です。 一般コシヒカリ、さほど長くありません。
34cm~39cm 27cm~37cm
並べて撮影しました
茎の太さと穂の長さの比較です。 茎の太さの比較です。 穂の長さの比較です。
有機栽培米の太々とした茎に比べると、標準栽培米は貧弱に見えてしまいます。 有機栽培米は20cm~22cm、
標準栽培米は13cm~15cm

この比較画像は、佐藤恒夫さんの完熟コシヒカリと、お近くの田で栽培されていたコシヒカリを分けて頂き、根本から3本ずつ切り取り、その日の内に撮影致しました。(稲は根を切るとあっという間に枯れ始めます。)